居場所がないと思っている人に(人間関係が楽になる名言集)

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今、窮屈な人間関係で悩んでいる方に読んでもらいたい、甲本ヒロトさんさかなクンの名言です。

とても勇気づけられるものなのでご紹介します。

目次

学校に居場所がないと思ったら

はじめは、ザ・クロマニヨンズのボーカルを務める甲本ヒロト氏の言葉です。

Q:「学校に居場所がない子に言ってあげられることはありますか?」という悩みに対して甲本氏の答えは・・・

「居場所あるよ。席あるじゃん。そこに黙って座ってりゃいいんだよ。友達なんていなくて当たり前なんだから。友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて。たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん。」(甲本氏)

「趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん。山手線に乗ってて、『はい、この車両全員仲よく友達ね』って言われても、『いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど』って。友達じゃねぇよ。」(甲本氏)

「・・・ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?その訓練じゃないか、学校は。友達でもない仲よしでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。だからいいよ、友達なんかいなくても。」(甲本氏)

***

今、学校の友人関係がつらい・・・と苦しくなってしまっている子どもたちに特に聴かせてあげたい言葉です。

偶然同じ車両に乗り合わせただけの人たちと全員友達になれるわけありませんよね。

本当にその通りです。

永遠には続きません。

友達はつくらないといけないわけではありません。

そして、これは大人の世界にも共通すると思います。

職場の人間関係がつらい、近所付き合いがしんどい、SNSが苦しくなってきた、ママ友と距離を置きたい・・・

大人になっても色々あると思います。

苦しい渦中にいるときはそこから永遠に逃れらないような錯覚に陥ってしまいがちです。

しかし、そんなことはありません。

同じ車両に乗って、降りる駅まで行くだけ。どうしても苦しかったら、車両を乗り換えたらいい。

たまたま乗り合わせただけの車両で、気の合う人に出会えたならすごくラッキーなこと。大切にしよう。

でも出会えなくても大丈夫。それで当たり前だよ、重くならず、思い詰めず、気持ちを軽くしていこう、そんなふうに言われているような気がします。

甲本氏の独特の感性で、様々な想いを知ってるからこそ出てくる俯瞰した素敵な言葉でしたね。

広い海へ出てみよう

続いてご紹介するのは、魚類学者さかなクンの言葉です。

こちらは朝日新聞「いじめられている君へ」に掲載されました。(2006年12月2日掲載)

さかなクンが中学生のときにも、身近な友達がいじめられたそうです。

突然のことで、さかなクンには理由がわからなかったそうですが、その時気づいたことがあったそうです。

 「さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。
 せまい水槽に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。
 けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。
 すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てます。
 いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。」

朝日新聞「いじめられている君へ」より(2006年12月2日掲載)

広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。」

朝日新聞「いじめられている君へ」より(2006年12月2日掲載)

小さい水槽で魚たちにもストレスが溜まったのでしょうか。

魚の世界でもいじめがあるという事実に驚きます。

人間の世界でも、いじめは大抵、小さい世界で起こっています。

しかし、どんなにストレスがあるからといっていじめてもいい理由には決してなりません。

さかなクンは、最後にこの言葉で締めくくっています。

 「ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。
 大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。
 広い空の下、広い海へ出てみましょう。」

朝日新聞「いじめられている君へ」より(2006年12月2日掲載)

これは、いじめられている側だけではなく、いじめている側にとっても非常に重要な視点だと思います。

小さな世界でいじめは起こります。

いじめがあるということは、そこは小さな水槽だということです。

私達人間はもっと自由に自分の意志で世界を広げることができるはずです。

人間関係に息苦しさを感じるようになったら、早いうちに世界を広げるよう意識したほうが良いかもしれません。

さかなクンのように、大好きなことに集中するのも良いですね。

世界を広げた先に、安心できる居場所が必ずあります。

大切な時期を自分のために使いましょう。

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