「何をやってもうまくいかない…」
そんなとき、ありますよね。
自らが招いてしまった失敗ばかりではなく、中には偶発的と思える不運や、嫌な経験に遭遇してしまうことがあります。
また、そういった事象が重なったりして、心底何もかもヤル気を失った・・なんてことはありませんか?
そんなときはまず身体をしっかり休めることをおすすめします。
そして振り返ってみてほしいことがあります。
-口癖・言葉です。
自分から発する言葉は意外と自分に大きく影響を与えます。
自分の言葉は自分が一番聞いているからです。
不快な出来事や嫌な人に向けて放っている嫌な言葉は、潜在意識からすると主語がわからないため、全部、自分に向けた言葉としてと受け止めてしまいます。
すると知らず知らずのうちに嫌な言葉の通りの、口癖通りの人生になってしまうといいます。
この記事では、口癖を変えることで現状を打破し、悩みを打ち消す方法をご紹介します。
「疲れた」「忙しい」「無理」・・・
余裕のないときについ言ってしまうこんな言葉。
思い当たる方は、ぜひこの記事を読んで人生を好転させるきっかけとなれば幸いです。
マザー・テレサの名言
思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから」
マザー・テレサの有名な言葉です。
言葉を変えると行動が変わります。
口癖を甘く見てはいけないのですね。
よく使う言葉ほど潜在意識に入る可能性が高いのだそうです。
口癖は考えて発するのではなく、いつも頭で考えていることが言葉になって出てしまっているから。
自分のニュートラルな思考が口から出ているということです。
先ほどのマザーテレサの名言は、
「言葉が行動になり、行動が習慣となり、習慣が性格となり、その人を作り上げて最後は運命となる・・・」
と続きます。
もし否定的な言葉を日常的によく使っていたとしたら、今から意識して変えていきましょう。
とはいえ、ネガティブな言葉をよく言っていたからどうしよう・・と心配しないで大丈夫です。
ずっと気づかなければ、もしかしたら望まない人生を歩んでいたかもしれないけれど、
今気づけて良かった!!と思うことが大切です。
運気を下げるネガティブ口癖
◆「疲れた」
これは聞いた人にも感染させてしまうネガティブ言葉です。疲れた経験は誰にでもあるので、その感情が伝染しやすいのです。
疲れたと言いそうになったら → 「よくがんばった」に言い換えていきましょう。
◆「〇〇のせいで」
人のせい、社会のせいは他人軸で生きている証拠。人の意見や世間体を優先しているのでストレスがたまるのです。自分軸で生きていると、本心に従う生き方をするので、原因は自分の内側にあると考えることができます。
人のせいだと思いそうになったら → 気づきを得るための出来事だと考えてみましょう。
◆「もう〇歳だから」
同じ年齢でも若く見える人と、老けて見える人がいますよね。これはよく心の年齢だといわれます。自分で自分の可能性に蓋をしないで、新しいことにチャレンジしている方は若々しく見ますよね。
◆「お金がない」
本当にない場合もあれば、誘いを断る口実にしたり、自虐的に使うことも。しかし危険なワードです。日常的に繰り返していると、潜在意識に入ってしまい本当になってしまうので今すぐやめましょう。
◆「やってあげたのに」
人に見返りを期待している言葉です。この言葉が出るのは、本当に相手のためにやったのではなく、相手をコントロールするためかもしれません。
◆「忙しい」
これを言っていると大して忙しくなくても本当に忙しく思えてしまうものです。そうなると頭に余裕がなくなり、新しい情報が入ってこなくなり、チャンスを逃すことにもなりかねません。
物の捉え方を変える
物事がネガティブになっているとき、何が起きているのでしょうか。
実はネガティブな事象もあなたの言葉によって作られているとしたら、前向きに好転させるためには何ができるでしょうか。
人間は意志あるものしか現象にならない、といいます。
以下の例えで考えてみましょう。
用事があって近所の駅まで歩いていく、と想像してみてください。
駅についたときに知人に会い、質問されました。
「ここに着くまでに道端に何本の花が咲いていましたか?」
・・・おそらく正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
意識して歩いたとき、はじめてその人に花が見えます = 花が存在します
意識しない限り、その人にとって、道端の花は存在しないようなものです
今目の前にあるネガティブな事象も、そこに意識があるから現象化しているとしたらどうでしょう。
受け入れられるでしょうか。
続いて、次の例えで考えてみましょう。
職場で上司から
「ちょっと成績あげてほしい」
と言われてしまいました。
・・・あなたはどう思いますか?
もしかしたら「成績が伸びないから呆れているのかな」とか「使えないやつと思われてるのかな」とか「リストラ候補になるのかも」なんて考えてしまうかもしれませんね。
これらはすべて「解釈」となります。
物事の捉え方、解釈の仕方で、ネガティブな気持ちになりますよね。
そして、脳は自分の意識していることに関する情報を探してしまいます。
このようなネガティブな解釈に陥ったあとは
「上司の表情が冷たい」とか「嫌われてしまったのかも」と感じたり、
ニュースでリストラの記事が増えたように思え、転職サイトの広告が目につくようになったり。
こんな気持ちの中、前向きに仕事をするのは難しいですよね。
ちなみに上司の本音はわかりません。
もしかしたら、あなたに期待して出た言葉かもしれませんし、何か別の事情で発せられた言葉かもしれません。
しかし、物事の捉え方によって、その後に展開する世界も大きく変わっていきます。
***
このような解釈の仕方によって起こる誤解は日常的に起きています。
物事の捉え方=思考は、言葉になっていき、行動に影響を与えていきます。
ネガティブな言葉が口癖になってしまっているな、と気づいたときは、物事の捉え方を前向きな角度から見直してみるのもおすすめです。
どんな出来事も活用しようという意識があれば、その瞬間ポジティブな言葉に変えていくことができます。
すべてのネガティブな事象は、物事の捉え方・解釈の仕方の中にある、と考えて、
自分が前進できる言葉に変えていきましょう。
運気を上げるポジティブ口癖
長者番付で有名な斎藤一人さんの口癖に「ツイてる!」というのがありますよね。
私は運がいい
ツイてる
人が見逃がしそうなささいなことでも、自分はツイてる!と思うのだそうです。
先に「運がいい」と思うから運がついてくるのですね。
口癖にできたら最強なポジティブな言葉はたくさんあります。
ありがとう
幸せ
うれしい
ありがとう
やったね
よかったね
喜んで
おかげさまで
・・・
また、感情の伴った言葉の方がより潜在意識に入りやすいため、五感の「快」体験を伴わせてポジティブな言葉を使うことをおすすめします。
例えば、ご飯を食べるときに「おいしい」「幸せ」と言いながら食べること。
食べることで、おいしい=幸せ という感情を伴う体験ができるので、潜在意識に入りやすいそうなのです。
ぜひ試してみてください。
まとめ
近年の情報過多もあり、自分の道が見いだせないでいたり、答えがみつからなくて悩みから抜け出せなくなっている方も多いようです。
また、自分の言葉で現実をつくっている、という事実を知って「よし、今日から良い言葉を使おう」と心に誓ったものの、最初はいいけど、大きな悩みに直面したときに忘れてしまって今までの自分に戻ってしまいがちです。
しかし、そんなときこそ、口癖となる言葉の力を思い出してください。
順調な良いときより、むしろ停滞したり、つまずいたときにこそ、心が成長するチャンスです。
そういうときこそ、自分の口癖や言葉を意識することが重要です。
挫折しそうなときこそ、口癖を見直して人生を好転させていきましょう